以前より、大和小学校から千種社会福祉協議会を介して、授業の一環としての「昔あそび」を教えて欲しい旨の要請に
基づいて、毎年この1月に花水木鯱城会の賛同者が小学校に出向き教えていますが、本日学校に出向き教えて参りました。
私たちの孫、いやひ孫のような可愛い子供たちと、しばし昔の杵柄(?)にて懸命に指導して参りました。子供たちも千差
万別、一生懸命に指導をせがむ子供もいれば、マイペースで事を運ぶ子供もいて、既に1年生からほぼ性格が出来てくるの
だなぁ~と感心しました。
しかし本当に、本当に可愛い子供たちで、しばし私たちの今の年齢も忘れて、幼少の頃を思い出しながら、共に遊びに
没頭しました。少し長生きの時間を得る事が出来たのでは…と思いつつ僅か1時間でしたが、楽しい愉快な時間でした。
お遊びの内容は、「おはじき」「けん玉」「お手玉」「コマ」「めんこ」の5種目あり、それぞれ7~8名ずつのグループ
に分かれて、7種目を順番に周り教えて貰う授業ですが、毎年考えてしまうのが、1つの遊びに対する教えの時間が、僅か
10分のため、例えば「コマ遊び」などは、子供によって「コマの紐」をぐるぐると巻くのに時間がかかったり、また、
投げ方に戸惑ったりしたため、コマを投げて床にグルグル回る様子に感嘆の声を上げる子供たちを見ていると、紐をコマ
に巻くのは当方で行い、勿論巻き方は教えるものの、私たちが手を添えて投げ、グルグル回るコマの姿に強い印象を深め
たのではないかと思った次第です。
本日のご担当の皆様、寒い1日でしたが大変お疲れ様でした。来年も楽しみです。
【写真の内容】
本日参加のスタッフ:前列左よりMさん、Oさん、Mさん 後列左よりK氏、W氏、O氏、K氏、Hさん、Kさん
1年生の生徒と稲垣学年主任の先生 K氏が熱心に教える「コマの紐」
「昔あそび」の指導風景
生徒代表の開会の言葉、最後のお礼の言葉、3人ずつ声を揃えて言い切りました。お見事。多分自分たちで文面を考え、一生懸命練習したのでしょうね。何と清々しい事でしょう。
石油ストーブが何台か用意されているとはいえ、広い体育館で、おまけに史上最強の寒波に見舞われて、暖かいはずがありません。コマのひもの巻き方を伝える時、どうしても彼らの指に触りますが、まあその小さな指の冷たいこと。
それでも真剣に、失敗してはやり直し、「これでいいの?」と質問し、結果としてできないまま「わー時間だ!」と振り返りながら次のコーナーに移ってゆく彼らの姿は、いつの間にか社会を斜めに見るようになってしまった私自身に「子どもの心を忘れないでね」と無言で語りかけているようでした。
「子どもの心」か・・・。プラモデルを作っているだけでは間に合いませんかね。