歴史の里「志段味古墳群」を体験!!(若水地域会&振甫地域会合同行事)

 5月24日(金)若水地域会と振甫地域会との合同行事を、若水地域会7名(男性6名/女性1名)、振甫地域会14名(男性9名/女性5名)
計21名参加者で実施しました。天候に恵まれたと言っても最高気温30度近くと真夏のような暑さで、「熱中症」に留意しつつ
志段味古墳巡りを致しました、現地では汗をかいたものの爽やかな風が時々吹いて楽しい半日を過ごす事が出来ました。
 ここでおさらいとして「古墳」とは何か?古墳は、紀元3世紀から7世紀までの間に築造された大きな壇上の墳丘墓です。墳
丘は、土を積み上げて形成されたもので、その過程で壕となる溝が出来ます。墳丘の斜面には、大抵は、こぶし大の石が敷き詰
められており、壇上の平らな部分には、埴輪という素焼きの偶像が並べられます。古墳には、四角形・長方形・円・ホタテ貝型
・前方後円型など様々な形があります。最大級は通常「前方後円墳」で、一番大きいものは面積が約32.3ヘクタールにもなりま
す。皆さんもご存じの大阪堺市にある「前方後円墳」の大きさは、全国一で著名な古墳となっています。
「志段味古墳」は、今から1,700年前の西暦4世紀、ヤマト(大和)政権と手を組んで、庄内川流域を治めた古墳時代の王が、名古
屋市内最高峰の「東谷山」がある守山区上志段味の地に葬られ眠る古墳が東海地方で最初に造られた「大型前方後円墳」の「白
鳥古墳」で、この志段味古墳群では、最大の古墳となります。二番目に大きいのは、東谷山山頂付近にある「中社古墳(前方後円
墳)」です。その他の古墳は、「ホタテ貝型古墳」となっています。
 ガイド柿園さんによる解り易い説明も所要時間が限られ、「しだみ古墳群ミュージアム(SHIDAMU)」近くの古墳5ケ所を
回りました。
①.西大久手古墳=志段味古墳群で唯一確認されている方墓で、発掘調査によって低い方形の墳丘で南側でL字型に折れる周溝が
 見つかり方墓である事が明らかになった。周溝から「ホタテ貝」式の形が残っている。
②.東大久手古墳=一番新しい古墳の一つ。
③.大久手5号古墳=「ホタテ貝」式古墳の半分の土が、近くの「大久手池」の土手に埋まっている。
④.志段味大塚古墳=本日の古墳行脚で最も注目される古墳である。大久手池の周辺に点在する古墳群の中で最大規模の「前方後
 円墳」。現在修復中で、古墳の頂上には(階段付きで上まで登れる)、大人の2倍程度の長さの「木の棺」があり、頭部は北東向
 きで、高蔵寺の高蔵山に向けられています。1923年京都帝国大学の梅原末松氏によって行われた後円墳の発掘調査では、墳頂
 部から粘土槨の主体部(埋葬施設)が発見され、内部から多くの副葬品が出土しました。例えば、金のベルト、金の馬の鈴、金
 の鏡(相当重要物)、金のネツクレス等々。
短い時間の見学が終わり、館内と館外で参加者全員の写真を撮り、朝下車したバス停近くにある「食事処・サガミ」にてランチ
会を行い、両地域会の皆さんでの歓談に花を咲かせ、午後1時34分、市バス上志段味停留所から乗車、一路帰宅の途に就きまし
た。 もっと簡潔明瞭な文章でご報告すべきところ、長文となりました事、深くお詫び申し上げます。
両地域の参加者の皆様、本日は酷暑の中、大変お疲れ様でした。有難うございました。

5月24日 若水地域会&振甫地域会合同行事

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