アカシアの雨にうたれて

ボブ デュラン

 4月26日午後3時頃に、二日間も続いた雨が止み、一気に快晴になった。しばらくして家を飛び出し、茶屋ヶ坂公園に行きました。南口から一気に林の中に入ります、なんとジブリの塔があります、40年前頃に子供と遊びに来た所です、子供の遊具がありました。今は犬連れの散歩道になっています。市営住宅から100mも離れていませんが、おとぎの国に来た雰囲気になります。二日続いた雨で周りもびっしょり濡れて幽霊の塔みたいだ、ジブリみたいだ。

 びっしょり濡れた小道を下れば、大きな日時計の広場にでます。歩道橋に上がれば名古屋駅の高層ビル群が見えます。池の周りもベビーカーや車椅子が通れるようにと最近工事があり終わりました。
道路側に白く垂れ下がる樹がありました。ハリエンジュです、ニセアカシアと作成います。マメ科の落葉高木で北アメリカ原産、明治時代初期から庭木、街路、砂防、薪炭、蜜源に利用され、荒地でも繁殖力強い。特に北海道ではアカシアと呼び親しまれているが、誤称ですが、一般化されています。

 西田佐知子のアカシアの雨がやむとき、石原裕次郎の赤いハンカチ、北原白秋のこの道など、しみじみと思い出します。雨上がりの夕方にピッタリの情景です。最後に公園東側のアジサイの清掃道具箱が酷く壊れている、どこか愛護会が亡くなった跡と思い覗いていると、私に声を掛ける人がいました。よく見ると青木先生、植物学者でアジサイ公園のアドバイザーです。

 それからは、1時間半も楽しい植物談議が続きます。アジサイボランティアの話はお断りして、その代わりに私が森林公園くらいなら先生のアッシー役する事になりました。88歳の先生は今から環境大学と生涯学習センターの講座のレポート作成に忙しいと、まだまだ元気一杯です。

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