瑞穂鯱城会

2025/10/31Wクラブ定例会「二子山公園からふれあい橋を経て中切町」

世話役 宮田いわを

 実施日:2025.10.30
 今年の夏の猛暑が嘘のように、1週間ばかり前から朝晩は初冬の冷え込み、秋が深まりました。当日は心地よい穏やかな風に吹かれながら青空の下でゆっくりのんびりの街歩きリハビリウォーキングになりました。
地下鉄名城線平安通駅の上飯田線ホームに男性6名・女性13名が集合し、名鉄犬山行9:43に乗車して味鋺駅に9:47下車、駅前の駐輪場の脇を通り抜けて線路に沿って細い道を辿り新地蔵川の鉄橋を渡れば目の前の小高い丘の森が二子山公園です。
❶二子山公園と白山神社・御旅所は前方後円墳
 原生林を思わせる深くて暗い森は空堀に囲まれた前方後円墳です。
古墳を左に観て目指すハニワ館に寄り道。円形の屋根の丸い建物は円墳を模しているのかも知れません。中に入れば大きな集成材のアーチ状梁がドーム天井を支え、頂部天窓から光が差し込む異色の建築構造です。壁面のパネルを見ながら二子山古墳について学習をし、ガラス越しにハニワの馬・円筒ハニワや大きな壺を観察しました。大きな人体の複製のハニワを眺め確認し納得。6世紀の古墳時代をイメージすることができ、余韻を残して古墳の頂部に御社が建つ白山神社に寄り、安全安心ウォーキングの祈願をします。
この他にも白山神社の御旅所の古墳にも寄り道して古墳見学三昧でやや食傷気味になりました。また、地元に以前お住まいのご婦人から「石鳥居の額束が無い神明鳥居でお伊勢さんの鳥居を模しています」との事、話をお聞きし勉強になりました。
❷和食麺処サガミでランチタイム後、地蔵川堤防遊歩道を辿る。
 11時半前に店に入り畳の個室で全員揃ってにぎやかな昼食です。小生は「ざるそば(2段)お好みランチ」をタブレットで注文しようとしたが、てんで入力ミスでギブアップ。やはり店のお姉様にお願いして注文。やはりセルフオーダーはやり慣れていない者には無理、改めて納得しました。
蕎麦は美味しくいただき、ネギトロミニ丼も美味しくいただき、乳豆を思わせる濃い蕎麦湯もいただき¥1,100とはコスパが良く満足して気を良くして店を出ました。
お腹が膨れて高揚感も手伝い気分良く新地蔵川遊歩道を辿り、歩道鉄橋から川面を俯瞰すれば4・5寸の小魚が群れを成しており、地蔵川が随分綺麗なことに驚きました。スマホAIで調べたところ『秋の産卵時期は鮎が群れで川を下るそうです』ただし、特定は難しく河川環境保全に問合わせが必要ですとの事。
❸護国院・味鋺神社とふれあい橋
 地蔵川遊歩道ではご婦人の指先に留まる赤とんぼに出合い、金木犀の花の蕾を見て秋を感じました。また、民家の庭先のアメジストセージの花をスマホ植物図鑑で検索されたご婦人もみえました。
甘露橋を通り越し県道角の交番を左折し、味鋺小学校北バス停でエスケープの方を見送り、先を行けばやがて護国院に至りました。案内板によれば室町時代に行基上人により建立された古刹で本尊の薬師如来は行基の作言われているとの事。
二階屋の山門を仰ぎ見れば、大きな立派な唐破風の瓦屋根は威圧感があり、力強い仁王像の彫刻にも見とれました。また本堂と後ろにある八角堂はRC構造ですが、威風堂々としており城郭の風情があります。寺に隣接した味鋺神社に安全安心ウォーキングの祈願をしました。
ここで地元出身の方がエスコートして下さり、体調を考慮して数名がエスケープです。
❼ふれあい橋から成願寺(じょうがんじ)を経由して中切町4丁目バス停
残りの半数の方が庄内川右岸堤防の犬走り遊歩道を辿って中切町バス停に向かいます。
ふれあい橋は庄内川と矢田川とが平行に流れ河川幅は500m程をまたぐ長い人道橋です。
橋の中央から雄大な全方位が見渡せる景色が東方面は猿投山、北方面は春日井三山をはじめ各務原アルプス、東方面は養老・鈴鹿山脈を眺望ができました。長く伸びきった隊列を待って横断信号ボタンの青信号を待って矢田川堤防の車道を渡り成願寺に向かいます。
天台宗慈眼山成願寺はスマホAIによればもとは常観寺と言い本尊は木造十一面観世音菩薩で市指定文化財です。山田重忠による中興の祖800年を記念して平成21年に全面改装。本堂をはじめ庫裏・山門は建て替えられ、至ってモダンな仏閣風の建築です。
また、本堂の前の泉水の底はタイル張りで、本堂に至るには大きな飛び石伝いで旧来の寺院建築とはかなり異質であり、これも現在の仏教の新しい方向性を秘めているのでしょうか?
右手に超高層マンションザシーンを見上げ、名高速道路の目の前はゴールの中切町4丁目バス停です。運よく博物館行の市バスに乗り、15時過ぎに本願寺町に帰宅。因みにスマホ万歩計によれば今日の総歩数:13,700歩・歩行距離:9.6kmでした。

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