乗鞍岳の花

ボブ デュラン

 7月22日、鯱城学園とシルバーカレッジOB総勢23名がマイクロバスで乗鞍岳に行きました。伏見を午前8時出て、正午に2702mの観光バスが並ぶ畳平駐車場着、気温12度で雲の中です。派手なアノラックやヤッケを着こんで、大きな山小屋で同じシルバー仲間が多い無料休憩所で昼食です。
 風もあり雲で視界も狭いので、予定の2817m富士見岳を止めて、近くの楽なお花畑コースにしました。点呼したらベテランの1名いない、15分位探すがいないので、1人残りあとは湿原のお花畑に行きました。振り返ると山小屋と雪渓のナイスショットです、霧も晴れて来ました。雪渓を触ろうと木道を外れるので、それは止めましょうと言いました。

 クロユリはユリ科でもバイモ属で親指位の大きさです、高山、低温、貧弱な土壌から想像できます。黄色のミヤマキンバイ、白色のチングロ、カタログを見ながら、推定します。
40分して駐車場に戻ると行方不明者がいました。やはり他のグループで富士見岳に行き帰ってきた、ともあれ一安心です。
駐車場に一番近い魔王岳の入口には薄ピンクのコマクサの群生が見えます、半分位が少し登り、健脚者5人位が2763m行きました。私は途中で止め風景を楽しみます。

 コマクサは、日の当たるガレ場のような乾いた山道を好むようだ。天気予報では曇り時々雨で心配したが、実際は曇り時々晴で絶好のハイキングでした。26期のリーダーとサブのお陰で10年目になりました。ただリスク管理としての、全員の携帯番号と呼び出し音を最大とする事はハイキングとして必要ですね。

会員からのコメント

  1. ボブ デュラン より:

    チングロではなく、チングルマでした。2700mの高山では天気がよいと天国の花園ですが、夏でも土砂降りになると、雨具があってもずぶ濡れになり、気温も10度きり山小屋に避難しないと危険です。我らシニアは単独行動はダメで5人位のグループに分けて行動する、安全意識が必要ですね。

  2. 楕円球(だえんきゅう) より:

    26期の皆さんの行動力と若さに敬服します。
    コマクサは他の植物が生育できない稜線の砂礫地のような過酷な環境下で可憐な花を咲かせることから、「高山植物の女王」と呼ばれています。馬の顔のようなおもしろい形をした花。このことから「駒草(コマクサ)」という名前がついたそうですが私は大好きな花です
    同じ高原でも小生は50年前の学生時代にラグビー部の夏合宿で長野県上田市の菅平高原ラグビー場に毎年滞在したことを鮮明に思い出します。乗鞍の標高2,700mに較べて菅平は1,250m程度で本当に過ごし易いです。しかしラグビー夏合宿の厳しい練習は、秋季のラグビーシーズンに向けての試練と励んだ良き想い出です。
    因みに我がラグビー部の哲学は「トライしてもガッツポーズは禁止、ただ黙ってうつむいて自陣に戻る」でした。敵に敬意を表し紳士のスポーツたる所以を頑なに追い求めていたのでした。

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